フリーアナウンサー 今野節子のLiebeな日々

ひたすらに走っていた時代もあったけれど、今はいろんな景色を楽しみながらゆっくりー。
仕事、育児、愛犬liebeのことー。日々のできごとを写真とともに綴っていきます。
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鮮やかな春色 八重山吹

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    「やまぶきいろ」と呼ばれる鮮やかな黄色の『八重山吹』。

    花の名前を知らなくても姿を見ればピンと来る方も多いのでは?
    春の初めに鮮やかな山吹色の花を付けます。
    谷底に落とした金貨がヤマブキの花になったとも言われています。

    昔から日本に馴染みのある花なので、万葉集でも17首読まれていますが、
    日蔭や水際などに咲く花に清らかな美しさを感じていたのでしょう。
    そのうちの12首が恋歌で女性をイメージしています。

    一重の山吹と違って八重山吹は実がなりません。
    「実をつけない」ことに「みのひとつだになき」をかけたこんな歌もあります。

        七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞかなしき
                                     兼明親王(かねあきらしんのう)

    この歌を連想させた有名な太田道灌の故事もー。
    道灌が雨に遭って蓑(みの)を拝借しようと頼んだところ、農家の娘は無言で
    八重山吹を差し出します。
    娘は「蓑」もないほど貧乏なことを「実」の生らない八重山吹を手折って諭そうとしたもので、
    怒って帰った道灌は、後に込められた意味を知り自分の無学を恥じて歌道に励みます。

    沈丁花の香りと山吹の黄色を見ると春の訪れを感じます。


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    八重山吹
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    この記事に対するコメント

    はじめまして!
    トラックバックありがとうございます。
    わが家(主人の実家)のは一重の山吹です。
    八重はとっても華やかですね(*^_^*)/
    のぶこ | 2005/04/27 11:37 AM
    > のぶこさん
    コメント&TBありがとうございます。
    一重の山吹も可憐ですよね。
    写真は、よその御宅の生垣の山吹です(^^;
    あまりにきれいで思わず撮らせていただきました。

    Setsuko(管理人) | 2005/04/27 2:28 PM
    初めまして・・・
    トラックバック、有り難うございました。とても嬉しゅうございました。
    なんて綺麗な御方なんでしょう。それに素敵なお仕事をなさっておいでです。
    私、ブログの事、未だよく理解出来ていないのですが、(^^ゞ

    どのようにして、私のURLがお判りになったのでしょう?
    おかしい質問ですね?(/。\)ハズカシイ
    では、♪マタネッ(*^−゜)/〜Bye♪
    美月 | 2005/04/27 5:50 PM
    こんばんは、はじめまして!
    トラックバックありがとうございました。
    山吹を見ると、『みのひとつだに…』を思い出します(^^)
    昔の人は風流ですね〜。
    それにしてもEOS20Dはうらやましいです(笑)
    xoanon | 2005/04/27 9:45 PM
    > 美月さま
    兼明親王の歌を検索してそちらのブログに辿り着きました。
    同じ歌がご紹介されていましたね。
    素敵なお写真がいっぱいで素敵でした。
    これからもよろしくお願い致します。

    > xoanonさん
    ほんとに昔の方は風流ですね。
    日本の四季を楽しみながら生活していたんでしょうね。
    EOS20Dは、私にはまだまだ宝の持ち腐れのようなものですが
    楽しみながら撮影しています。
    Setsuko(管理人) | 2005/04/28 7:37 PM
    はじめまして。
    遅くなりましたがTBありがとうございました。
    わたしの方は、八重山吹はフリーの画像を拝借して載せましたが、管理人さまはご自分で撮影されてるですのねぇ〜。
    すごく綺麗です♪
    落語が好きなので、太田道灌の故事は落語で知りました。
    風流なんだかどうだか??(笑)
    しろいぬ | 2005/04/29 10:14 PM
    > しろいぬさん
    コメントありがとうございます。
    太田道灌の故事は落語で有名ですよね。
    私もそれで知りました(^^)
    落語って昔からのいろんな文化や歴史なども踏まえていて
    奥深いですよね、、、。
    今、『読み語り』を勉強中なのですが
    そのせいもあって落語にも興味があります。
    Setsuko(管理人) | 2005/05/01 10:45 AM
    TBさせていただきました。信州の里山は今が山吹の盛りです。どこへ行っても黄色い花が目を楽しませてくれます。
    saito-hotel | 2005/05/04 8:05 PM
    > saito-hotelさん
    こちらからもTBさせていただきました。
    先日、軽井沢を訪れた時には桜も咲いていませんでしたが
    今は春真っ盛りでしょうか。
    信州の春は優しいのでしょうね。
    Setsuko(管理人) | 2005/05/09 3:18 PM
     初めてお便りさせて頂きます。昨日散歩していたら川辺の散策コースに山吹の花が咲いていました。しかも一重も八重もです。あれ?こんな時期にと不思議に思いました。
     道灌の故事でもこんな暑いときではなかった様な気がする。高校時代の漢文の教科書に挿絵付きで載っていたけど、狩支度も立派でとても夏姿ではなかった。我が家では5月ぐらいには咲きますから、花どきを調べてみようとしてここに到着しました。
     でも温暖化現象ということもありますね。つつじなど年がら年中咲いているようです。
     一寸寄り道した65歳のにゃんこです。
    二暗刻(にゃんこ) | 2005/08/18 8:00 AM
    > 二暗刻(にゃんこ)さん
    初めまして、ようこそいらっしゃいました。
    山吹は確かに春の花ですよね。
    でも、家の近所でも春からずっと花を付けています。
    季節感がなくなっていくのは寂しいですね。
    Setsuko@管理人 | 2005/08/19 7:48 PM
    江戸に着目した道灌の目は確か。いわば、江戸・東京の開祖。そんな道灌のやまぶきの花にまつわるちょっといい話。やはりいい男の典型。銅像があちこちに建つのもわかります。道灌がいて、500年後の今の東京がある。街の歴史にロマンを感じる。人間っていいもんだねえ。
    noburu | 2007/04/14 2:31 AM
    > noburuさん
    昔は四季がはっきりしていてもっと情緒があったんでしょうね。
    江戸、、、良い響きです。
    Setsuko@管理人 | 2007/05/11 6:26 PM
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